ごあいさつ

前駐日ハンガリー共和国大使
セルダヘイ・イシュトヴァーン


日本・ハンガリー友好協会の皆様
ハンガリーの友人の皆様

 ただいま、戻って参りました!
2011年9月に再度大使として日本に戻ってくることができて大変光栄に思います。

 外交ではとても珍しいケースですが、日本との交流を今まで以上に強化したいハンガリーの現政権の一つの方策です。また、在京ハンガリー大使館に派遣された外交官の数が増加したこともそのためです。

 東日本大震災以来1年経とうとしています。「困ったときの友こそ真の友」という諺はハンガリーにもありますように、2011年3月11日直後からハンガリーで多くの市民が立ち上がり、各地でチャリティイベントを実施し、その義捐金や支援物資が日本に届けられました。リスト音楽院教授と日本人留学生のチャリティコンサート、岐阜県と交流しているヴェスプレム県のチャリティオークション、小林研一郎氏指揮ジュール交響楽団のブダペスト芸術宮殿での演奏会は例のいくつかです。ホードメズーヴァーシャールヘイ市が被災地の子ども達を夏休みに招待した「絆プロジェクト」、また岩手県大槌町に建設された「学堂」もハンガリー市民の義捐金から実現されたものです。

 これら全てハンガリー人の日本人に対する気持ちを形にして表したものです。地理的に離れていても、気持ちの上ではとても近い存在です。

 皆様のご尽力のお陰で、ハンガリーとの交流は年々深まると同時に、幅広くもなっています。今後とも貴協会の活動を応援したいと存じます。皆様のご健勝とご活躍を祈っております。

 引き続きよろしくお願いします。

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